金融調節(きんゆうちょうせつ)
financial adjustment(フィナンシャル・アジャストメント)
金融調節
金融調節とは、日本銀行がオペレーション(資金の供給・吸収)などを通じて、日々、無担保コールレート(オーバーナイト物)を調整することをいいます。
金融調節は、金融政策決定会合の決定に基づいて行う
日本銀行は、政策委員会・金融政策決定会合を毎月1~2回開いて、金融政策の基本方針を決定し、公表しています。
通常、金融政策は、日本の政策金利である無担保コールレート(オーバーナイト物)という短期金利を変更することで行われます。
たとえば、「無担保コールレート(オーバーナイト物)を0.5%前後で推移するよう促す」というような金融市場の調節方針を決めたとします。
すると、日本銀行は、金融機関を相手に債券や手形を売買することで、資金を供給(または吸収)し、金利水準が0.5%前後となるよう誘導します。これが金融調節です。
金融市場調節の方針
(FAA調査部作成)
(資料:日本銀行 金融市場調節方針等に関する決定事項)
※1:2001年9月11日の米同時多発テロへの対応。
※2:日本郵政公社の発足に伴う措置。
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