景気循環(けいきじゅんかん)
business cycle(ビジネス・サイクル)
景気循環
経済活動の状態は、常に変化しています。これを景気循環または景気変動といいます。
景気は、「好景気(好況)→後退期→不景気(不況)→回復期」を1つの周期として循環しています。
◆好景気
好景気とは、取引量が多く金まわりがよい状態のことです。モノ(財やサービス)がよく売れるので、企業は生産を増やし、労働者をたくさん雇い、労働者の賃金も上がります。モノの消費が増えるため、モノの値段の平均値である物価が上がります。
◆後退期(好景気から不景気へ)
物価が上がると、モノの消費が減ります。やがて、企業は生産を減らし、雇用を減らします。景気は後退しはじめます。
◆不景気
不景気とは、取引量が少なく金まわりが悪い状態のことです。モノの売れ行きが悪いので、企業は生産を減らし、労働者の賃金も下がります。さらに、倒産する企業が増えると、失業者が増えます。モノの消費が減るため、モノの値段の平均値である物価が下がります。
◆回復期(不景気から好景気へ)
物価が下がると、モノの消費が増えます。やがて、企業は生産を増やし、雇用を増やします。景気は回復しはじめます。
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