節約のパラドックス(せつやくのぱらどっくす)
paradox of thrift(パラドックス・オブ・スリフト)
節約のパラドックス
節約のパラドックスとは、個人の貯蓄を増やすと、社会全体の貯蓄が減ってしまう現象のことです。
たとえば、個々の家計が消費を減らして節約すると、個人の貯蓄を増やせます。しかし、家計が消費を減らして節約すると、企業の売り上げが減るため、家計(労働者)の所得が減ってしまいます。ミクロでは美徳とされることが、マクロでは社会全体の貯蓄を減らしてしまうのです。
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