円高ドル安(えんだかどるやす)
appreciation of the yen against the dollar(アプリシエーション・オブ・ザ・エン・アゲンスト・ザ・ダラー)

円高ドル安

外国為替レートが1ドル=120円から1ドル=110円というように、円貨の数字が小さくなる時、円高ドル安になったといいます(通常、「ドル」という場合には、米ドルのことを意味します)。

 

円に着目すると、120円払わないと買えなかったものが110円で買えるようになり、余った10円で余分に他のものが買えます。つまり、円の価値が上がったと考えられます。

 

一方、ドルに着目すると、1ドルの商品の価格が120円から110円に値下がりしたのと同じですから、ドルの価値が下落したと考えられます。

 

このように、ドルの価格が下がったとは、円の価値が上がったことを示しています。したがって、円高=ドル安となることがわかります。

 

≪急激な円高ドル安≫

 

為替レートは円高ドル安が進み、東京外国為替市場では、2008年3月13日に一時99円台をつけました。急激なドル安は、日本経済に深刻な打撃を与えます。

 

通常、急激な円高ドル安はデフレーション(物価の継続的な下落)を引き起こします。しかし、今回はドルの独歩安であるため、スタグフレーションに陥るのではないかと懸念されています。

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