限界貯蓄性向(げんかいちょちくせいこう)
marginal propensity to save(マージナル・プロペンシティ・ツー・セイブ)
MPS
限界貯蓄性向
限界貯蓄性向とは、所得の増加分のうち、貯蓄が増える割合のことをいいます。
限界貯蓄性向sは、「貯蓄の増加分⊿S」を「所得の増加分⊿Y」で割った比率のことで、国民所得が1単位増加したときに、貯蓄が何単位増加するかを表します。
(⊿デルタは、変化分を表す記号です)
所得全体を1としたときに、1から限界消費性向cを除いた残りが限界貯蓄性向sです。したがって、限界消費性向と限界貯蓄性向の合計は1になります。
たとえば、限界消費性向が0.7であると、限界貯蓄性向は0.3(1-0.7=0.3)になります。
スポンサーリンク
金融大学TOP > よくわかる!金融用語辞典 > 限界貯蓄性向