経済活動(けいざいかつどう)
economic activity(エコノミック・アクティビティ)
経済活動
経済とは、わたしたちの暮らしのことです。わたしたちの暮らしは、企業が財やサービスを生産し、家計がそれらを消費するといった活動で成り立っています。
この社会生活を営むために、財やサービスを生産したり、消費したりすることを経済活動といいます。
◆経済活動=お金のやりとり=取引
経済活動は、モノを「お金でやりとり」する活動(取引)です。たとえば、映画やコンサートに行くとか、買い物、レストランで食事をするなどの、お金の受払いをともなう活動は、経済活動です。
一方、お金のやりとりがない活動は、経済活動とはみなしません。たとえば、近所の公園を散歩するとか、親子でキャッチボールをするなど、お金の受払いをともなわない活動は、経済活動ではありません。
≪経済のものさし≫
経済とは、取引(モノとお金が交換される活動)のことです。この取引で決定される取引量(数量)と価格は、経済活動を測定する「ものさし」になります。
GDPは、経済活動の取引規模をあらわす指標で、財市場の均衡量(取引量)に相当します。
一方、物価は、経済活動の勢い(過熱度)をはかる指標で、財市場の価格に相当します。
≪個々の暮らしと社会全体の暮らし≫
わたしたちの暮らしには、個々の暮らしという意味と、社会全体の暮らしという意味があります。
個々の暮らしとは、各企業や各家計の経済活動(生産と消費)を個別の視点で捉えたものです。個々の暮らしを分析する学問をミクロ経済学といいます。
一方、社会全体の暮らしとは、経済活動を国全体の視点で捉えたものです。社会全体の暮らしを分析する学問をマクロ経済学といいます。
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