単一欧州議定書(たんいつおうしゅうぎていしょ)
Single European Act(シングル・ヨーロピアン・アクト)
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単一欧州議定書
単一欧州議定書は、1992年の域内市場統一を目指し、欧州共同体(EC)の統合を完成させるために作成された議定書です。1986年2月にEC12カ国により調印され、1987年7月に発効しました。
単一欧州議定書では、ローマ条約が大きく改正されました。法令の決定において、従来の全会一致方式から、加重特定多数決方式の適用範囲を広げたことで、単一市場の実現に向け、迅速化を図りました。
また、これまでECの枠外であった欧州政治協力(EPC)や欧州通貨制度(EMS)の概念が正式に取り入れられました。
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