欧州評議会(おうしゅうひょうぎかい)
Council of Europe(カウンシル・オブ・ヨーロッパ)
CE / CoE

欧州評議会

欧州評議会は、1949年5月5日、ロンドン条約に基づいて創設された国際機関で、欧州審議会ともいいます。
欧州評議会の本部は、フランスのストラスブールに設置されました。

 

ストラスブールは、フランス北東部のライン川左岸にある都市で、ドイツとの国境に接っしています。かつては、フランスとドイツとの間で争奪戦を繰り広げられましたが、1944年以降はフランス領となっています。
現在は、ヨーロッパの象徴的な都市として、「欧州評議会」と「欧州議会(欧州連合(EU)の議会)」の2つの欧州国際機関があります。

 

【加盟国】

 

創設時の加盟国は、アイルランド、イギリス、イタリア、オランダ、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フランス、ベルギー、ルクセンブルクの10カ国です。
2010年11月現在、47カ国が加盟し、日本を含む5カ国がオブザーバー国となっています。

 

欧州評議会加盟国(47カ国)とオブザーバー国(5カ国)(平成22年11月現在)
欧州評議会
※欧州(NIS(旧ソ連新独立国家)諸国を含む)

 

【役割】

 

欧州評議会の役割は、欧州における人権、民主主義、法の支配を確立させることです。
最近では、薬物乱用、生命倫理、サイバー犯罪、人身取引、テロなどの分野にも活動を広げ、条約作成(200本以上)、専門家会合の開催(年間100以上)、国際問題に関する勧告・決議採択などに取り組んでいます。

 

欧州評議会

 

【日本との関係】

 

日本は、1996年11月にオブザーバー国となりました。欧州評議会が開催する各種会合への参加、任意拠出(2003年以来毎年4万5千ユーロ)などを行い、活動に協力し、交流を深めています。

 

オブザーバーとは、正式な資格はないが、特別に参加を許された人(傍聴者や観察者)のことをいいます。
欧州評議会では、日本、米国、カナダ、メキシコ、バチカンがオブザーバー国となっています。

 

一方、欧州評議会は、オブザーバー国である日本と米国に対して、死刑廃止を求めています。

 

参考:外務省HP「欧州評議会(Council of Europe)の概要」
参考:欧州評議会(Council of Europe)のHP
参考:ウィキペディア「欧州評議会」

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参考ファイル

 
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