委託介入(いたくかいにゅう)
逆委託介入(ぎゃくいたくかいにゅう)
委託介入と逆委託介入
委託介入とは、政府(財務省)から指示を受けた日本銀行が、外国の通貨当局に依頼して、日本の資金で海外の為替市場に介入してもらうことです。
通常、為替介入は東京の外国為替市場で行われます。
外国為替市場は24時間開いていますが、時差の関係で、取引の流れが各国の市場を移っていきます(東京市場→欧州市場→ニューヨーク市場)。
したがって、東京の市場からすでに外国の為替市場に取引が移ってしまった時間帯に、政府から為替介入の実行の指示があった場合には、その国の中央銀行等に委託して、介入を行います。これが委託介入です。
一方、逆委託介入とは、委託介入とは逆に、外国の通貨当局から日本銀行が依頼を受けて、外国の資金で東京の為替市場に介入することです。
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