非不胎化介入(ひふたいかかいにゅう)
non-sterilized intervention(ノン・ステリライズド・インターベンション)
非不胎化介入
非不胎化介入とは、為替介入による通貨供給量の変化を相殺するための介入(不胎化介入)を行わないことです。
非不胎化介入は、為替介入後の資金をそのままの状態で放置するため、金利政策(金融緩和・金融引き締め)と同じ効果が得られます。
2010年9月15日、政府・日銀は、急激な円高・ドル安(円相場が一時1ドル=82円台まで急騰)を食い止めるため、円を売ってドルを買う為替介入(円売り介入)を実施しました。
この円売り介入の総額は1兆8000億円前後の見通しですが、日銀は金融緩和効果を狙って、この介入による円資金を相殺せず、非不胎化とすることを決定しました。
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