インフレギャップ
inflationary gap(インフレーショナリー・ギャップ)
インフレギャップ
実際の需要が潜在供給を上回った場合の差をインフレギャップといいます。
たとえば、実際の需要が120、潜在供給が100であるとすると、需給ギャップ(実際の需要と潜在供給の差)は、プラス20(120-100=+20)となります。このプラスの需給ギャップがインフレギャップです。
インフレギャップは、好況時に起こりやすい現象です。このとき、市場メカニズムが働かない(価格が上がっても、需要が減らない)と、経済はインフレ現象を引き起こしてしまいます。
インフレギャップを解消するには、政府が需要を減らす必要があります。
需要を減らす政策には、政府支出削減、増税、金融引締政策があります。
これを総需要削減政策(総需要抑制政策)といいます。
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