経済理論(けいざいりろん)
economic theory(エコノミック・セオリー)
経済理論
経済理論とは、経済体制を利用して、国民の生活をいかに最適(幸福)なものにするかの研究です。
「最適」とは?
最適とは、制約の中で最高の状態を作ることです。制約とは、自由な活動や物事の成立を阻む条件や枠のことです。
資源配分における制約とは、資源の希少性です。モノ(財・サービス)を作るのに必要な、原材料や労働力が不足していることです。
つまり、最適とは、希少な資源という制約の中で、モノを消費して得られる効用(満足度)を最高水準に引き上げることです。このとき、国民の生活(物欲を満たす活動)は、幸福な状態にあります。
最適を捉えるのは難しいですが、経済学では、「均衡」と「完全雇用」という2つの基準を設けて、最適を捉えます。
「ミクロ経済学」と「マクロ経済学」
経済理論は、ミクロ経済学とマクロ経済学に分けられます。どちらも最適を研究する学問です。
ミクロ経済学では、市場機構(価格調整メカニズム)により経済が「均衡」しているかの研究と、「市場の失敗」に関する研究をしています。
マクロ経済学では、市場経済が「完全雇用」を実現しているかを研究しています。
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