経済史(けいざいし)
economic history(エコノミック・ヒストリー)
経済史
経済史は、経済体制の歴史の研究です。経済現象のありのままの姿を把握し、各時代の社会秩序の実態を分析することで、経済体制の規範(あるべき姿)を探求します。
経済史の重要性は、過去の経済現象を研究して、そこから新しい知恵(経済理論)を引き出すことにあります。これを温故知新といいます。
現在の経済体制は、資本主義・市場経済
世界には、たくさんの国があります。国には、国を繁栄させ、国民を幸福にする義務があります。
現在、日本や米国をはじめ、多くの国が採用する経済体制を、資本主義・市場経済といいます。
資本主義・市場経済は、資源配分を民間の企業に任せる経済体制のことです。
資本主義とは、生産手段を私有する資本家が、商売を目的に、モノ(財・サービス)を社会に供給する経済体制のことです。
一方、市場経済とは、企業(資本家)と家計(労働者)が、市場を通じて取引することで、モノを分配する経済体制のことです。つまり、資本主義と市場経済は、同じ経済体制(注)のことを指しています。
※同じ経済体制(注)…解説のファイルがあります。
(資本主義を否定し、資源配分のしくみを政府が決める体制を社会主義といいます。社会主義を選択している国には、中国やベトナムなどがあります。)
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