経済学(けいざいがく)
economics(イコノミックス)
経済学
経済学ってなあに?
~初めて経済学を学ばれる方へ~
経済学とは「人々が仲良く幸福な生活を送るにはどうしたらよいか?」を考える学問です。
一言でいえば、経済学とは、みんな幸せを探求する学問なのです。
「みんな幸せ」とは?
「みんな幸せ」とは、人々が最適な生活を送ることです。
では、私たちみんなが最適な生活を送るには、どうしたらいいのでしょうか?
社会のしくみを考えよう
経済学では、人々が最適(幸福)な生活を送るための社会のしくみを考えます。
社会のしくみとは、人々が生産物(財・サービス)をつくり、それを人々に分配する、という資源配分のしくみのことです。これを経済体制といいます。
社会の構成:企業と家計
経済学では、社会の構成を大きく企業と家計に分けて考えます。
企業は、家計の人々を雇って、生産物をつくり、それを売ります。
一方、家計の人々は、企業で働いてお金を得て、それで生産物を買います。
2つの市場:財市場と労働市場
経済学では、やりとりの場を大きく財市場と労働市場に分けて考えます。
財市場とは、生産物(財・サービス)をやりとりする場のことです。
一方、労働市場とは、労働力をやりとりする場のことです。
市場価格の決まり方
市場では、参加者全員が市場に呈示される価格を見ながら、買い注文(需要)と売り注文(供給)を出します。すると価格は、需要と供給を一致させる方向に動きます。この価格が動くしくみを市場メカニズムといいます。
このように、市場で価格を決めて、財・サービスや労働力を取引する経済体制のことを市場経済体制といいます。
市場経済モデルで考えよう
市場経済モデルとは、市場経済のしくみを説明するための模型のことです。経済学を学ぶには、この模型を理解することが大切です。
では、模型の説明をしましょう。
市場経済は、企業と家計の間で生産物を取引する財市場と、労働力を取引する労働市場から成り立っています。
財市場は、最終生産物を取引する市場です(ここで、生産物は最終生産物と特定します)。労働市場は、労働力を取引する市場です。
家計は、労働力を売って、最終生産物を買います。これを家計の行動といいます。家計は、効用(満足度)を最大化するように行動します。
一方、企業は、労働力を買って、最終生産物を売ります。これを企業の行動といいます。企業は、利潤を最大化するように行動します。
参考 : 経済学(English ver.)
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