よくわかる!金融用語辞典 【骨太の方針(経済財政運営と改革の基本方針)】

骨太の方針(経済財政運営と改革の基本方針)

骨太の方針(ほねぶとのほうしん)
経済財政運営と改革の基本方針(けいざいざいせいうんえいとかいかくのきほんほうしん)

骨太の方針(経済財政運営と改革の基本方針)

骨太の方針とは?

 

骨太の方針」とは、政府が進める経済や財政の基本方針を示すものです。正式名称は「経済財政運営と改革の基本方針」といいます。

 

 

 

誰が、いつ決めるの?

 

骨太の方針は、毎年6月ごろ、経済財政諮問会議(2001年に内閣府に設置された、内閣総理大臣が議長を務める会議)で議論し、まとめられます。

 

その後、閣議決定(内閣の意思決定)を経て策定され、年末の予算編成や税制改正などの重要な政策に反映されます。

 

骨太の方針では、それまでの官僚主導(官僚が政策を決めて主導権を握る)から、政治主導(政治家が政策を決めて主導権を握る)に体制が大きく変わりました。

 

 

 

いつから始めたの?

 

骨太の方針は、2001(平成13)年6月から始まりました。当時は自民党の小泉純一郎政権でした。それ以降、政府(自民党政権)が毎年策定し、公表しています。

 

ただし、2010(平成22)年 ~2012(平成24)年は民主党政権であったため、骨太の方針の策定はありませんでした。

 

2013(平成25)年からは、安倍晋三首相によって再開されています。

 

 

 

どんな方針を決めたの?

 

これまで、骨太の方針では、郵政民営化、不良債権処理の抜本的解決、社会保障制度の改革、構造改革特区の導入、三位一体の改革、温室効果ガスの削減、財政健全化計画、消費増税対策など、さまざまな方針が決められています。

 

骨太の方針(経済財政運営と改革の基本方針)

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