索引【みく】

ミクロ

(micro)

ミクロ

「微小な、微視的な」という意味。
一方、マクロは「巨大な、巨視的な」という意味。
経済学では、個々の取引を研究する学問を「ミクロ経済学」という。

ミクロ経済学

(みくろけいざいがく)

ミクロ経済学

個々の取引を研究する学問のこと。微視的経済学ともいう。
取引が成立する過程に着目し、価格分析から、経済の法則を解明する。

 

【参考】経済の捉え方  経済理論  ミクロ経済学【行動と経済体制】  ミクロ経済学【価値と最適】

ミクロ経済学:価格の研究

(みくろけいざいがく:かかくのけんきゅう)

ミクロ経済学:価格の研究

ミクロ経済学の研究テーマは「価格」。
ミクロ経済学では、価格の役割から経済のしくみを分析する。これを「価格分析」という。

ミクロ経済学:均衡と最適

(みくろけいざいがく:きんこうとさいてき)

ミクロ経済学:均衡と最適

ミクロ経済学の研究テーマは「最適」。「市場経済体制のもとでは、個人の自由な行動が、最適な資源配分(パレート最適)をもたらす」という仮説の研究である。
均衡時には、市場参加者全員が均衡価格で取引することに合意している。これは、全員が分配のあり方に納得(満足)していることを意味する。この状態を「最適」という。
すなわち、均衡(最適)からは、人間関係における「みんな満足、みんな幸せ」という意味が読み取れる。

ミクロ経済学:最適

(みくろけいざいがく:さいてき)

ミクロ経済学:最適

ミクロ経済学では、「均衡」という基準から、分配面(価格面)での最適を考える。
価格面とは、売り手と買い手の双方が、市場価格での交換に合意(満足)している状態のことである。ただし、平等な分配という意味ではない。
ミクロ経済学では、「市場均衡」とか「市場の失敗」について研究している。

ミクロ経済学:自由な行動

(みくろけいざいがく:じゆうなこうどう)

ミクロ経済学:自由な行動

市場経済体制のもとでは、個人は自由に行動する。
個人の自由な行動とは、自らの意思で労働して所得を得て、その所得の範囲内で効用(満足度)が最大になるように財・サービスを購入すること。
つまり、効用が最大化するように、自分の意思で「労働力を売る選択」と「財・サービスを買う選択」を組み合わせることをいう。

ミクロ経済学:主要理論

(みくろけいざいがく:しゅようりろん)

ミクロ経済学:主要理論

「個人が自らの効用や利益を最大化させるように行動するとき、市場では「見えざる手」の力が働いて最適な資源配分が行われ、社会(一国全体)の総効用(満足度)は最大化される」というもの。
『国富論』におけるアダム・スミスの学説。これを「均衡理論」という。
見えざる手の働きのことを「市場メカニズム」という。

ミクロ経済理論

(みくろけいざいりろん)

ミクロ経済理論

新古典派経済学の理論のことを指す。理論の対象が「個々の経済活動」であることから、ミクロ経済理論と呼ぶ。
新古典派経済学は、古典派の諸理論を継承する。市場メカニズム(価格調整により、需要と供給が等しくなるように調整される)、セイの法則(生産物はすべて売れる)、さらに古典派の二分法(貨幣は実物部門に影響しない)など。
「供給側の要因が国民所得の大きさを決める」と主張し、供給サイドを重視する理論を展開。
この理論は、現在の資本主義市場経済体制を支えている。

ミクロ分析

(みくろぶんせき)

ミクロ分析

ミクロ経済学の研究テーマである「価格」の役割から、経済のしくみを捉える分析。
価格分析、微視的分析ともいう。

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