索引【そう】
相関関係
(そうかんかんけい)
●2つの値の間に、一方が変化すれば他方も変化するような密接な関係があること。
●一方が増加すれば他方も増加するとき「正の相関関係がある」といい、一方が増加すれば他方が減少するとき「負の相関関係がある」という。
●正の相関関係でも負の相関でもない場合には、「無相関である」といえる。
早期償還
(そうきしょうかん)
●債券の償還方法の一つ。債券の発行者が、償還期日より前に、一部または全部を償還すること。「期限前償還」、「途中償還」、「期中償還」ともいう。
●債券の発行時の条件として決められており、償還後の利息は受け取れない。
●流通市場や相対取引で債券を購入して消却する「買入償還」、計画的に一部を償還する「定時償還」、発行者の任意で一部または全部を償還する「任意償還」がある。
早期是正措置〔銀行〕(そうきぜせいそち)
early correction measures(アーリ・コレクション・メジャーズ)
●金融庁が、自己資本比率の基準を下回った金融機関に発動する業務改善命令。
早期是正措置〔保険会社〕(そうきぜせいそち)
early correction measures(アーリ・コレクション・メジャーズ)
●金融庁が、ソルベンシー・マージン比率の基準を下回った保険会社に発動する業務改善命令。
総供給関数(そうきょうきゅうかんすう)
aggregate supply function(アグリゲイト・サプライ・ファンクション)
●「国民所得Yの値が決まると、総供給Ysの値が決まる」という関係をもつ数式のこと。
総供給曲線(そうきょうきゅうきょくせん)
aggregate supply curve(アグリゲイト・サプライ・カーブ)
●総供給の動きを表す曲線のこと。AS曲線ともいう。
送金為替(そうきんかわせ)
demand draft(ディマンド・ドラフト)
●買い手が売り手に送金する方法。並為替、順為替ともいう。
送金小切手(そうきんこぎって)
remittance check(レミッタンス・チェック)
●送金人が銀行から送金小切手の交付を受け、受取人に郵送する方法。
総効用と総生産:最適な資源配分
(そうこうようとそうせいさん:さいてきなしげんはいぶん)
●効用とは、モノ(生産物)を消費することで得られる満足度のこと。効用があるところには、生産物がある。
●つまり、「一国全体の総効用とは、一国全体の総生産の規模のこと」である。
●すなわち、最適な資源配分とは、一国全体の総効用と総生産が最大になっている状態のこと。
総合利回り(そうごうりまわり)
total asset yield(トータル・アセット・イールド)
●1年間に、投資額に対して何%の収益を生み出すかを示す。投資収益率ともいう。
相互会社(そうごがいしゃ)
mutual company(ミューチャル・カンパニー)
●株主による出資金ではなく、保険契約者(社員と呼ぶ)の支払う保険料などで運営する非営利の組織で、保険会社だけに設立が認められている。
倉庫証券
(そうこしょうけん)
●倉庫営業者が、寄託物(委託を請け負う物品)に対して発行する有価証券。
●寄託中の物品を、譲渡・質入れする機能がある。
●預り証券と質入証券を発行する、または倉荷証券のみを発行する。3証券を総称して倉庫証券という。
【参考】有価証券
総産出額(そうさんしゅつがく)
gross output(グロス・アウトプット)
●最終生産物の総取引額と中間生産物の総取引額を合計したもの。
増資(ぞうし)
capital increase(キャピタル・インクリース)
●増資は、会社が新株を発行し資本を増やすこと。
総需要
(そうじゅよう)
●国全体の需要の総額のこと。一国全体の個々の需要を合計したもの。
●総需要の大きさは、消費、投資、政府支出、純輸出の合計として捉えられる。
●総需要=消費+投資+政府支出+純輸出
総需要拡大政策
(そうじゅようかくだいせいさく)
●政府が市場に介入して需要を増やす経済政策のこと。デフレ時には、超過需要を解消させる必要がある。
●(1)マネーストック(通貨供給量)を増やす、(2)財政支出を拡大する、(3)減税して消費を促進する、という金融政策と財政政策がある。
●経済が超過供給であるとき、政府が公共事業などを行って財の需要の不足分を補い、総供給水準(完全雇用水準での生産量)で均衡させれば、労働需要も増えて、完全雇用が達成される。
総需要関数(そうじゅようかんすう)
aggregate demand function(アグリゲイト・ディマンド・ファンクション)
●「国民所得Yの値が決まると、総需要Ydの値が決まる」という関係をもつ数式のこと。
総需要曲線(そうじゅようきょくせん)
aggregate demand curve(アグリゲイト・ディマンド・カーブ)
●総需要の動きを表す曲線のこと。AD曲線ともいう。
総需要削減政策
(そうじゅようさくげんせいさく)
●政府が市場に介入して需要を減らす経済政策のこと。総需要抑制政策ともいう。
●(1)マネーストック(通貨供給量)を減らす、(2)財政支出を削減する、(3)増税して消費を抑える、という金融政策と財政政策がある。
●インフレ時には、超過需要を解消させる必要がある。
●スタグフレーション(インフレと景気後退が同時に発生)の場合には、総需要の増減で景気を調整する政策は有効ではない。
総需要抑制政策
(そうじゅようよくせいせいさく)
●政府が市場に介入して需要を減らす経済政策のこと。総需要削減政策ともいう。
●(1)マネーストック(通貨供給量)を減らす、(2)財政支出を削減する、(3)増税して消費を抑える、という金融政策と財政政策がある。
●インフレ時には、超過需要を解消させる必要がある。
●スタグフレーション(インフレと景気後退が同時に発生)の場合には、総需要の増減で景気を調整する政策は有効ではない。
総所得
(そうしょとく)
●国内総所得(GDI)の略称で、総生産の売上金のこと。
●総所得は、雇用量の価値を金額で示したもので、労働市場を通じて家計に分配される金額のこと。
●総所得は、労働市場における均衡値として捉えられる。
●総生産(財市場の均衡値)と総所得(労働市場の均衡値)は同じもの。
総生産
(そうせいさん)
●国内総生産(GDP)の略称で、一国の最終生産物の総取引額のこと。
●総生産は、財市場における均衡値として捉えられる。
●総生産(財市場の均衡値)と総所得(労働市場の均衡値)は同じもの。
総生産額(そうせいさんがく)
Gross Domestic Product(グロス・ドメスティック・プロダクト)
total production value(トータル・プロダクション・バリュー)
●生産したモノの総額のこと。生産物がすべて売り切れると仮定すると、総生産額と総取引額は一致する。
総生産と総効用:最適な資源配分
(そうせいさんとそうこうよう:さいてきなしげんはいぶん)
●効用とは、モノ(生産物)を消費することで得られる満足度のこと。効用があるところには、生産物がある。
●つまり、「一国全体の総効用とは、一国全体の総生産の規模のこと」である。
●すなわち、最適な資源配分とは、一国全体の総効用と総生産が最大になっている状態のこと。
相対的購買力平価説(そうたいてきこうばいりょくへいかせつ)
relative purchasing-power-parity(レラティブ・パーチェシング・パワー・パリティ)
●2国間のインフレ格差から為替レートを決める方法。
想定元本(そうていがんぽん)
notional principal(ノーショナル・プリンシパル)
●スワップ取引で、金利計算の為に決めた名目上の元本。
総取引額(そうとりひきがく)
Gross Domestic Product(グロス・ドメスティック・プロダクト)
total transaction value(トータル・トランザクション・バリュー)
①「総取引額」
●市場での取引額を合計したもの。
②「経済の捉え方(GDPと雇用)」
●売ったモノの総額のこと。生産物がすべて売り切れると仮定すると、総生産額と総取引額は一致する。
総取引量(そうとりひきりょう)
gross output(グロス・アウトプット)
●個々の取引を集計したもの。
相場(そうば)
market price(マーケット・プライス)
●市場における株式の時価。株価ともいう。
造幣局(ぞうへいきょく)
Japan Mint(ジャパン・ミント)
●補助貨幣(硬貨)などの製造を行う機関。
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