索引【かん】
簡易合併制度(かんいがっぺいせいど)
simplified merger system(シンプリファイド・マージャー・システム)
●大規模な企業が小規模な企業を吸収合併する場合、承認総会を開かず、取締役会の決議だけで合併できる。
環境衛生金融公庫(かんきょうえいせいきんゆうこうこ)
Environmental Sanitation Business Finance Corporation(エンバイロンメンタル・サニテイション・ビジネス・ファイナンス・コーポレーション)
●国民金融公庫と統合され、国民生活金融公庫となる。
関税(かんぜい)
duties(デューティズ)
●輸出関税や輸入関税のこと。一般に輸入関税のことを関税という。
関税同盟(かんぜいどうめい)
Customs Union(カスタムズ・ユニオン)
●密接な関係にある複数の国家が、相互間の関税を撤廃し、他国に対しては同一関税を適用するという同盟。
関税と貿易に関する一般協定:GATT(かんぜいとぼうえきにかんするいっぱんきょうてい)
General Agreement on Tariffs and Trade:GATT(ジェネラル・アグリーメント・オン・タリフス・アンド・トレード)
●無差別で自由な貿易を目指すための協定。1995年末に廃止となる。
間接金融(かんせつきんゆう)
indirect financing(インダイレクト・ファイナンシング)
●貸し手(個人、企業)が銀行を通して、借り手(国、企業)に、間接にお金を融通する方法。
間接償却(かんせつしょうきゃく)
indirect method of depreciation(インディレクト・メソッド・オブ・ディプリシエーション)
●貸倒引当金を積み、不良債権を帳簿に残す方法。
間接証券(かんせつしょうけん)
indirect securities(インダイレクト・セキュリティーズ)
●金融機関が発行する、預金証書や保険証書。
間接税(かんせつぜい)
indirect taxes(インダイレクト・タクシィズ)
●間接的に徴収される税金(消費税、酒税など)のこと。
間接発行(かんせつはっこう)
indirect issue(インダイレクト・イシュー)
●発行者に委託された第三者(証券会社など)が新株の引き受けまたは募集を行うもの。委託募集、間接募集ともいう。
間接募集(かんせつぼしゅう)
indirect placement(インダイレクト・プレースメント)
●発行者に委託された第三者(証券会社など)が新株の引き受けまたは募集を行うもの。委託募集、間接発行ともいう。
完全親会社(かんぜんおやがいしゃ)
wholly owning parent company(ホウリー・オウニング・ペアレント・カンパニー)
●子会社の発行済株式を100%保有する会社。
完全競争市場
(かんぜんきょうそうしじょう)
●たくさんの生産者と消費者によって、自由な競争が行われる市場のこと。
●完全競争市場は、市場メカニズムが働く市場である。
●完全競争市場では、(1)市場に多数の参加者(生産者や消費者)がいること、(2)財(商品)の質が同じであること、(3)財に関する情報(価格や特性など)を参加者がもっていること、(4)市場への新規参入や撤退が自由であること、という4つの条件を満たすと仮定している。
完全子会社(かんぜんこがいしゃ)
wholly owned subsidiary company(ホウリー・オウンド・サブシディアリー・カンパニー)
●親会社に発行済株式を100%保有されている会社。
完全雇用(かんぜんこよう)
full-employment(フル・インプロイメント)
①「経済の捉え方(GDPと雇用)」
●完全雇用/働きたい人が全員、就業できること。家計からみた経済の理想的な姿は、「完全雇用の実現」。
②「市場経済」
●完全雇用/働きたい人が全員働ける状態(失業者がいない)のこと。労働市場の最適な状態。
完全雇用国民所得(かんぜんこようこくみんしょとく)
full-employment national income(フル・インプロイメント・ナショナル・インカム)
●完全雇用水準での雇用量を投入したときに決まる、総供給量(総生産量)の水準で均衡した国民所得のこと。
完全雇用GDP(かんぜんこようじーでぃーぴー)
full-employment gross domestic product(フル・インプロイメント・グロス・ドメスティック・プロダクト)
●完全雇用が実現しているときのGDPのこと。企業からみた経済の理想的な姿は、「総利益の最大化(完全雇用GDPの達成)」。
完全雇用水準(かんぜんこようすいじゅん)
full-employment level(フル・インプロイメント・レベル)
●働く意思のある人が全員雇用されている状態のこと。
完全失業者
(かんぜんしつぎょうしゃ)
●15歳以上の人口のうち、働く意思と能力を持ち、就職活動を行うが、仕事についていない者。
●国際労働機関(ILO)では、(1)仕事についていない、(2)仕事があればすぐつくことができる、(3)1週間以内に仕事を探す活動をしていた と定義している。
●就職活動の期間を「1か月以内」に拡張した者を「失業者」という。
●2020年平均の完全失業者数は、前年比29万人増加の「191万人」(労働力調査/総務省統計局)。
完全失業率
(かんぜんしつぎょうりつ)
●労働力人口における「完全失業者」の割合をあらわす指標。
●失業率ともいう。
●2020年平均の完全失業率は、前年比0.4ポイント上昇の「2.8%」(労働力調査/総務省統計局)。
カントリーリスク
country risk(カントリー・リスク)
●海外投融資や貿易取引を行う際、相手国の安定度(政治や経済など)の変化によって、回収不能となる危険の度合いのこと。
管理通貨制度
(かんりつうかせいど)
●金の保有量とは関係なく、国が通貨の流通量を管理調節する制度。
●金を本位貨幣とし、通貨の発行高を金準備に制約される「金本位制度」と対比される。
●1929年の世界恐慌以降、多くの国が管理通貨制度を採用した。
緩和逓減(かんわていげん)
tapering(テーパリング)
●中央銀行が量的緩和を行うペースを徐々に減らしていくこと。
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