索引【かい】
買入償還
(かいいれしょうかん)
●債券の償還方法の一つ。債券の発行者(お金を借りる側)が、償還期日より前に、流通市場や相対取引で、債券の保有者(投資家)から債券を購入して消却すること。
●「買入消却」ともいう。
●発行者が市場で債券を買い入れる方法と、投資家から直接買い入れる(プレミアムをつけて額面より少し高く)方法がある。
買入消却
(かいいれしょうきゃく)
●債券の償還方法の一つ。債券の発行者(お金を借りる側)が、償還期日より前に、流通市場や相対取引で、債券の保有者(投資家)から債券を購入して消却すること。
●「買入償還」ともいう。
●発行者が市場で債券を買い入れる方法と、投資家から直接買い入れる(プレミアムをつけて額面より少し高く)方法がある。
買い/売りスワップ(かい/うりすわっぷ)
buying/selling swap(バイイング/セリング・スワップ)
●期近でドルを買い、期先でそれを売る取引。
買いオペレーション(かいおぺれーしょん)
buying operation(バイイング・オペレーション)
purchasing operations(パーチェシング・オペレーション)
①「資金供給オペレーション(買いオペレーション)」
●買いオペレーション/日本銀行が国債や手形などを民間金融機関から購入して、市場に資金を供給すること。資金供給オペレーションともいう。
②「指し値オペ」
●買いオペレーション/日本銀行が金融機関から国債を買い入れることで、市場に資金を供給すること。
外貨(がいか)
foreign currency(フォーリン・カレンシー)
●外国のお金のこと。現金、預金、債券などが含まれる。外国通貨ともいう。
海外からの純所得受取(かいがいからのじゅんしょとくうけとり)
net factor income from abroad(ネット・ファクター・インカム・フロム・アブロード)
●海外からの要素所得受取から海外への要素所得支払を差し引いたもの。
海外からの要素所得受取(かいがいからのようそしょとくうけとり)
factor income received from abroad(ファクター・インカム・レシーブド・フロム・アブロード)
●海外に在住している日本の居住者が産み出した付加価値のこと。
海外経済協力基金:OECF(かいがいけいざいきょうりょくききん)
Overseas Economic Cooperation Fund:OECF(オーバーシーズ・エコノミック・コーペレイション・ファンド)
●日本輸出入銀行と統合され、国際協力銀行となる。
海外経常余剰(かいがいけいじょうよじょう)
current account surplus(カレント・アカウント・サープラス)
●純輸出に海外からの純所得受取を加えたもの。外需ともいう。
海外部門
(かいがいぶもん)
●経済主体の1つ。輸出や輸入などの貿易による活動や、海外への投資などの国際的な経済関係を担う部門のこと。
●海外部門は、主に企業部門との関係が中心となっている。
●一方、家計部門とは海外旅行や個人輸入、政府部門とは対外援助という形で繋がっている。
海外への要素所得支払(かいがいへのようそしょとくしはらい)
factor income paid to abroad(ファクター・インカム・ペイド・ツウ・アブロード)
●日本に在住している外国の居住者が産み出した付加価値のこと。
外貨準備(がいかじゅんび)
foreign currency reserve(フォ-リン・カレンシー・リザーブ)
●通貨当局が国際収支の決算や為替相場への介入のために、外貨を保有すること。金、SDR、IMFリザーブポジション、外貨を足し合わせたもの。
外貨準備高(がいかじゅんびだか)
foreign currency exchange reserves(フォ-リン・カレンシー・エクスチェンジ・リザーブズ)
●外貨準備の残高のこと。財務省は月末時点の外貨準備の残高を毎月公表している。
外貨建て(がいかだて)
quotation in foreign currency(クォーテーション・イン・フォーリン・カレンシー)
●自国通貨1単位に対して、外国通貨がいくらになるかを表す方法。外国通貨建てともいう。
外貨建て外債(がいかだてがいさい)
foreign currency bond(フォ-リン・カレンシー・ボンド)
●払込み、利払い、償還が外貨で行われる債券。
外貨建ワラント(がいかだてわらんと)
foreign-currency-denominated warrant(フォーリン・カレンシー・デノミネイティッド・ワラント)
●海外市場で発行されたワラント。
外貨預金(がいかよきん)
foreign currency deposit(フォーリン・カレンシー・デポジット)
●日本円を外国通貨に交換して預ける外貨建て預金。
買為替(かいかわせ)
buying exchange(バイイング・エクスチェンジ)
●外国為替銀行が、顧客から外貨を買うこと。輸出為替ともいう。
買い現先(かいげんさき)
the spot purchase and a forward resale of a security(ザ・スポット・パーチェス・アンド・ア・フォワード・リセィル・オブ・ア・セキュリティ)
●売り戻し条件付きで債券やCDを買うこと。リバースレポ、逆現先、売戻し条件付買い取引ともいう。
外国為替:FOREX, FX(がいこくかわせ)
foreign exchange:FOREX, FX(フォーリン・エクスチェンジ)
●海外との間で発生した債権債務を、現金を輸送せず決済。
外国為替円決済制度(がいこくかわせえんけっさいせいど)
foreign exchange yen clearing system(フォーリン・エクスチェンジ・エン・クリアリング・システム)
●銀行間の外国為替取引から生じる円資金決済を、集中的に行う制度。
外国為替及び外国貿易管理法(がいこくかわせおよびがいこくぼうえきかんりほう)
foreign exchange and foreign trade control law(フォーリン・エクスチェンジ・アンド・フォーリン・トレード・コントロール・ロー)
●国際収支の均衡と通貨の安定を図ることを目的に1949年に施行された。外為法ともいう。
外国為替学説(がいこくかわせがくせつ)
theory of foreign exchange(セオリー・オブ・フォーリン・エクスチェンジ)
●為替需給のどこに注目するかで、フローアプローチとストックアプローチに分けられる。為替相場決定理論、外国為替相場決定理論、為替相場理論ともいう。
外国為替公認銀行(がいこくかわせこうにんぎんこう)
authorized foreign exchange bank(オーソライズド・フォーリン・エクスチェンジ・バンク)
●外国為替取引を行う認可を受けた銀行。
外国為替資金証券(がいこくかわせしきんしょうけん)
foreign exchange fund bill(フォーリン・エクスチェンジ・ ファンド・ビル)
●外国為替資金特別会計が発行。1999年に政府短期証券として統合。
外国為替市場(がいこくかわせしじょう)
foreign exchange market(フォーリン・エクスチェンジ・マーケット)
●外国為替の売買が行われる場。
外国為替相場(がいこくかわせそうば)
foreign exchange rate(フォーリン・エクスチェンジ・レート)
●通貨の交換比率のこと。外国為替レート、為替相場、為替レートともいう。
外国為替相場決定理論(がいこくかわせそうばけっていりろん)
theory of foreign exchange(セオリー・オブ・フォーリン・エクスチェンジ)
●為替需給のどこに注目するかで、フローアプローチとストックアプローチに分けられる。為替相場決定理論、為替相場理論、外国為替学説ともいう。
外国為替手形(がいこくかわせてがた)
foreign exchange bill(フォーリン・エクスチェンジ・ビル)
●輸出業者が輸入業者に、お金を指定銀行へ支払うように指図したもの。
外国為替手数料(がいこくかわせてすうりょう)
handling charge(ハンドリング・チャージ)
lifting charge(リフティング・チャージ)
●為替レートに含まれている手数料。
外国為替ブローカー(がいこくかわせぶろーかー)
foreign exchange broker(フォーリン・エクスチェンジ・ブローカー)
●銀行間の外為取引の仲介業務を行う。
外国為替平衡操作(がいこくかわせへいこうそうさ)
exchange equalization operation(エクスチェンジ・イコライザーション・オペレーション)
●急激な為替相場の変動による悪影響を抑えるために、日本銀行が外国為替の売買を行う異例の政策のこと。為替介入、市場介入、日銀介入ともいう。
外国為替レート(がいこくかわせれーと)
foreign exchange rate(フォーリン・エクスチェンジ・レート)
●通貨の交換比率のこと。外国為替相場、為替相場、為替レートともいう。
外国債
(がいこくさい)
●外国政府や法人が発行する債券。略して外債という。
●発行者だけでなく、通貨や発行場所のいずれかが海外である場合も外国債という。
●外貨建て外債、円貨建て外債、二重通貨建て外債がある。
外国人投資家(がいこくじんとうしか)
foreign investors(フォーリン・インベスターズ)
●日本国内の外資系企業やアメリカの投資信託など、日本の市場に投資する主体のこと。
外国通貨(がいこくつうか)
foreign currency(フォーリン・カレンシー)
●外国のお金のこと。現金、預金、債券などが含まれる。外貨ともいう。
外国通貨建て(がいこくつうかだて)
American currency quotation(アメリカン・カレンシー・クォーテーション)
New York Term(ニューヨーク・ターム)
rate in foreign currency(レート・イン・フォーリン・カレンシー)
●自国通貨1単位に対して、外国通貨がいくらになるかを表す方法。外貨建てともいう。
会社分割制度(かいしゃぶんかつせいど)
corporate divestiture system(コーポレート・ダイベスチャ-・システム)
●企業が事業の一部を切り離し、新会社として独立させたり、他の企業に承継させたりする制度。
会社分割労働契約承継法(かいしゃぶんかつろうどうけいやくしょうけいほう)
Act on the Succession to Labor Contracts upon Company Split(アクト・オン・ザ・サクセション・ツゥ・レイバー・コントラクトッ・アポン・カンパニー・スプリット)
●会社分割制度導入と同時に成立した、労働者の労働条件を保護する制度。労働契約承継法ともいう。
外需(がいじゅ)
current overseas surplus(カレント・オーバーシーズ・サープラス)
●純輸出に海外からの純所得受取を加えたもの。海外経常余剰(経常海外余剰)ともいう。
改正外為法(かいせいがいためほう)
revised foreign exchange and foreign trade control law(リバイズド・フォーリン・エクスチェンジ・アンド・フォーリン・トレード・コントロール・ロー)
●対外取引を原則自由とした1980年の改正。
買相場(かいそうば)
buying rate(バイイング・レート)
●銀行が顧客から為替を買うときの相場。
買建て(かいだて)
order to buy(オーダー・ツゥ・バイ)
●先物取引で、買う予約をすること。
外為法(がいためほう)
foreign exchange and foreign trade control law(フォーリン・エクスチェンジ・アンド・フォーリン・トレード・コントロール・ロー)
●国際収支の均衡と通貨の安定を図ることを目的に1949年に施行された法律。外国為替及び外国貿易管理法という。
外為法改正(がいためほうかいせい)
amendment to foreign exchange control law(アメンドメント・ツー・フォ-リン・エクスチェンジ・コントロール・ロー)
●改正外為法で対外取引を原則自由とし、新改正外為法で対外取引を完全自由とした。
介入(かいにゅう)
intervention(インターベンション)
●急激な為替相場の変動による悪影響を抑えるために、日本銀行が外国為替の売買を行う異例の政策のこと。為替介入、外国為替平衡操作(為替平衡操作、平衡操作)、市場介入、日銀介入ともいう。
外部材料(がいぶざいりょう)
external factors(エクスターナル・ファクターズ)
●景気動向や政局といった市場外の要因。
買い持ち(かいもち)
long position(ロング・ポジション)
overbought position(オーバーボート・ポジション)
●ドルを買う、将来にドルを受け取るなど、外貨が余っている状態。
買戻し条件付売り取引(かいもどしじょうけんつきうりとりひき)
the spot sale and a forward repurchase of a security(ザ・スポット・セィル・アンド・ア・フォワード・リパーチェス・オブ・ア・セキュリティ)
●買い戻し条件付きで債券やCDを売ること。レポ、現先、売り現先ともいう。
買い物客(かいものきゃく)
shopper(ショッパー)
●モノ(財やサービス)を買うために、市場に来る人のこと。モノの買い手、需要者。
乖離率(転換社債)(かいりりつ)
rate of deviation(レート・オブ・ディビエーション)
●転換社債の時価とパリティの、離れ具合の割合。
乖離率(ワラント債)(かいりりつ)
rate of deviation(レート・オブ・ディビエーション)
●ワラントの価格とパリティの、離れ具合の割合。
カイロ会談(かいろかいだん)
Cairo conference(カイロ・カンファレンス)
●1943年11月22日に、アメリカ、イギリス、中華民国がエジプトのカイロで行った会談のこと。
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