索引【いつ】

一致系列

(いっちけいれつ)

一致系列

景気全体の動きを捉える「基礎指標」のうち、景気の動きに合わせて反応をしめす指標のこと。
景気動向指数では、生産指数や有効求人倍率など、10項目の一致系列から算出される。
一致系列の指標から算出された指数のことを「一致指数」という。

一致指数

(いっちしすう)

一致指数

景気動向指数で公表される、景気の現状を示す指数。
生産指数や有効求人倍率など、10項目の一致系列から算出される。
一致指数の変化の大きさは、景気の拡張後退の大きさをあらわす。

一般会計(いっぱんかいけい)

general account(ジェネラル・アカウント)
●国の歳入と歳出に関する会計(経済の活動状況の記録)のこと。

一般化したウィーナー過程(いっぱんかしたうぃーなーかてい)

generalized Wiener process(ジェネラライズド・ウィーナー・プロセス)
●ウィーナー過程にドリフト項(基本的な方向性)を合わせたもの。

一般貸倒引当金(いっぱんかしだおれひきあてきん)

general provision for loan losses(ジェネラル・プロビジョン・フォ・ローン・ロッシィズ)
●銀行が正常先・要注意先に分類される債権に対して債権区分ごとに計上する引当金のこと。

一般均衡学派

(いっぱんきんこうがくは)

一般均衡学派

スイスのローザンヌ大学を拠点に、フランスの経済学者ワルラスによって創始された学派のこと。ローザンヌ学派ともいう。
ワルラスの一般均衡理論を確立した。

一般均衡理論

(いっぱんきんこうりろん)

一般均衡理論

フランスの経済学者ワルラスが、著書『純粋経済学要論』(上巻1874年、下巻1877年)で、数学を使って説明した均衡論のこと。
直接、均衡値を求めるのではなく、連立方程式の数と未知数の数が一致している場合に、理論上、解が存在すると予測したもの。
関連するさまざまな市場における同時均衡の成立、すなわち社会全体の均衡について分析する理論。
一般均衡理論は、ローザンヌ学派(一般均衡学派ともいう)によって確立された。

一般歳出(いっぱんさいしゅつ)

general expenditure(ジェネラル・エクスペンディチャー)
●歳出から、地方交付税交付金と国債費を差し引いたもの。政策的経費ともいう。

一般材料(いっぱんざいりょう)

information on fundamental factors(インフォメーション・オン・ファンダメントル・ファクター)
●景気動向や政局のニュースといった間接的な要因。

一般信用取引(いっぱんしんようとりひき)

general margin trading(ジェネラル・マージン・トレーディング)
●顧客と証券会社との間で、金利、品貸料、弁済期限などの取引条件を自由に決めることができる取引。

一般信用銘柄(いっぱんしんようめいがら)

general marginable stocks(ジェネラル・マージナブル・ストックス)
●制度信用銘柄以外の上場銘柄。

一般担保付社債(いっぱんたんぽつきしゃさい)

general secured corporate bond(ジェネラル・セキュアード・コーポレート・ボンド)
●社債の発行会社の全財産によって優先的に弁済される権利が付されている債券。

一般理論

(いっぱんりろん)

一般理論

イギリスの経済学者ジョン・メイナード・ケインズ(1883-1946)が1936年に発表した著書。正式には『雇用、利子および貨幣の一般理論』という。
国民所得という一国の集計量の決定プロセスを説明した、初めてのマクロ理論。
ケインズは本書で「需要がGDPの大きさを決定する」と考える有効需要の原理を展開した。

一般理論:ケインズの考え

(いっぱんりろん:けいんずのかんがえ)

『一般理論』:ケインズの考え

ケインズは、失業が発生する市場経済の仕組みを説明しようと試み、1936年に『雇用・利子および貨幣の一般理論』を発表した。
ケインズは、「総所得の水準が過少雇用(失業発生)である場合に、総生産量は過少雇用総生産(量)になる」と考えた。
ケインズは、「失業が発生する場合の総生産量の水準は、過少雇用総生産量に留まる」と分析し、「需要が総生産を決定する」という所得決定理論を発表した。この理論を「有効需要の原理」という。

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