よくわかる!金融用語辞典 【クレジット・デフォルト・スワップ】

クレジット・デフォルト・スワップ(8)

クレジット・デフォルト・スワップ
credit default swap(クレジット・デフォルト・スワップ)
CDS

クレジット・デフォルト・スワップ(8)

(8)CDS市場残高

 

クレジット・デフォルト・スワップ

 

≪CDSの市場規模≫

 

世界のデリバティブ取引残高は、2007年末に596兆ドル(5京9600兆円)となりました(BIS:国際決済銀行調べ)。
そのうち、CDS総取引残高は、2007年末に62.2兆ドル(6220兆円)に達しました(ISDA:国際スワップ・デリバティブズ協会調べ)。

 

両者を比較すると、CDSはデリバティブ取引全体の10%を超える規模に急成長しています。

 

クレジット・デフォルト・スワップ

 

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≪CDS残高が初めて減少≫

 

2008年6月末、CDS総取引残高が初めて減少に転じて、54兆ドル(約5400兆円)となりました。

 

クレジット・デフォルト・スワップ

 

≪CDS取引の圧縮・相殺作業とは?≫

 

CDS市場には、同一条件のCDS取引において「プロテクションの売り」と「プロテクションの買い」を繰り返す参加者が多く存在します。
同じ取引の「売り」と「買い」を行うと、クレジットイベント発生時のリスクはありません。

 

しかし、CDS統計上は取引が重複して計上されるため、取引残高(グロスベースの想定元本)は実際のリスクよりもかなり大きくなっています。

 

そこで、この重複しているCDS取引を解約・整理して一本化し、残高を減らす圧縮・相殺作業を行っています。

 

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