クレジット・デフォルト・スワップ
credit default swap(クレジット・デフォルト・スワップ)
CDS
クレジット・デフォルト・スワップ(4)
このとき、A銀行はB社と、「10億円の信用リスク」を負って、「利息というリターン」を得る取引をしていました。
そこで、C証券会社にお金(プレミアム)を払って、この信用リスクを補償してもらう取引をしました。これがCDS取引です。
CDS取引を行うと、A銀行は、10億円の債権を保有したまま、信用リスクのみをC証券会社に移転することができます。
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(4)CDSの取引
CDSの具体例を取り上げてみましょう。
A銀行が、B社の社債(期間5年・10億円・金利15%)を保有しているとします。
A銀行は、この保有債権(社債)の信用リスクのみを「期間5年・10億円・金利12%」で第三者に移転させることを考えました。これがCDS取引です。
※ここでは、A銀行を「プロテクションの買い手」、補償を行うC証券会社を「プロテクションの売り手」、社債を発行したB社を「参照組織」と位置けして説明しています。
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