よくわかる!金融用語辞典 【派生商品(3)デリバティブの取引市場】

派生商品(3)デリバティブの取引市場

派生商品(はせいしょうひん)
financial derivative products(フィナンシャル・デリバティブ・プロダクツ)

派生商品(3)デリバティブの取引市場

デリバティブは、店頭市場と上場市場で取引される
先物は上場、スワップは店頭、オプションは店頭と上場

 

デリバティブの対象商品のことを、原資産(げんしさん)といいます。
現物取引(原資産)は、為替、金利、株式の各分野に分かれます。

 

デリバティブは、店頭市場と上場市場(取引所取引)で取引されています。
店頭市場は、銀行間や、銀行と顧客が相対(あいたい)で取引を行う市場です。上場市場は、取引所で、会員同士が取引を行う市場です。

 

日本の取引所には、短期金利商品を扱う東京金融先物取引所と、株式と債券を扱う証券取引所(東京証券取引所、大阪証券取引所など)があります。

 

派生商品(3)デリバティブの取引市場

 

先物は、上場取引です。東京証券取引所、大阪証券取引所、東京金融先物取引所に上場されています。東京証券取引所では国債と株価指数の先物取引、大阪証券取引所では株価指数、東京金融先物取引所では金利先物と通貨先物が取引されています。

 

スワップは、相対で取引される店頭商品です。

 

通貨オプションは、店頭取引が主流です。原資産が現物であるため、現物オプションとも呼びます。

 

上場市場では、原資産が現物であれば現物オプション、先物であれば、先物オプションと呼んでいます。

 

金利や株式のオプションは、上場取引です。
東京金融先物取引所では、短期金利を原資産とするユーロ円3ヶ月先物オプションが取引され、証券取引所では、国債先物、株価指数、個別株式を原資産とするオプションが取引されています。

 

※国債先物オプションは、長期国債先物や中期国債先物を対象とする取引です。株価指数オプションは、株価指数を基礎商品とする取引です。個別株式オプションは、投資家が個別銘柄を選んで行う取引です。

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