預金保険機構(よきんほけんきこう)
Deposit Insurance Corporation(デポジット・インシュランス・コーポレーション)
預金保険機構
金融機関の破たんに伴う、さまざまな処理業務を行う
預金保険機構は、預金者の保護と金融機関の信用秩序の維持を目的として、預金保険法に基づいて1971(昭和46)年7月に設立されました。
預金保険機構は、預金保険制度の運用にかかわる業務、金融整理管財人としての業務、整理回収機構に委託した不良債権にかかわる業務、健全金融機関の不良債権買取にかかわる業務など、さまざまな業務を行っています。
≪預金保険制度≫
預金保険機構では、保険事故(金融機関の破たんなど)が発生した場合、政令で定める金額(元本1000万円とその利子)を支払います。これをペイオフといいます。
≪金融整理管財人≫
預金保険機構は、金融整理管財人として選任される場合があります。金融整理管財人は、破たんした金融機関の債権を、回収見込みのある債権と、回収見込みのない不良債権とに分類します。回収見込みのない不良債権は、整理回収機構が受け継ぎ、管理・処分などを行います。
回収見込みのある債権については、受け皿となる救済金融機関を探します。預金保険機構は、合併を行う救済金融機関などに対し、資金援助を行うことができます。また、救済金融機関が見つからない場合には、預金保険機構の子会社として承継銀行を設立することができます。承継銀行のことを、ブリッジバンクと呼んでいます。ブリッジバンクの期限は原則として2年間(1年間延長可能)となっており、この間に救済金融機関が見つからなければ清算となります。
2002(平成14)年3月11日、預金保険機構は、資本金20億5000万円を全額出資して、日本承継銀行を設立しました。破たんした石川銀行と中部銀行は、2003(平成15)年3月に、日本承継銀行を経由して、救済金融機関に営業譲渡されました。
◆整理回収機構(RCC)
整理回収機構(RCC)は、住宅金融債権管理機構と整理回収銀行の合併により、1999(平成11)年4月に設立されました。破たんした金融機関の不良債権の買取り・回収を主な業務としていますが、回収しきれなかった損失には、公的資金が使われることになります。
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