景気基準日付(けいききじゅんひづけ)
turning point of business cycle(ターニング・ポイント・オブ・ビジネス・サイクル)
景気基準日付
景気の上昇(拡張)と下降(収縮)の転換点となる時点のこと
景気基準日付とは、景気の上昇(拡張)と下降(収縮)の転換点となる時点のことをいいます。この上昇(拡張)の上限点を「景気の山」、下降(収縮)の下限点を「景気の谷」と呼んでいます。
景気基準日付の判定に、景気動向指数を用いています。
≪景気の循環≫
景気は、上昇(拡張)する時期と下降(収縮)する時期を繰り返して循環しています。「景気の谷→景気の山→景気の谷」という、谷から谷までの変動を1循環と呼んでいます。
景気は、景気の山(上昇の上限点)を過ぎると、景気の谷(下降の下限点)まで下降(収縮)します。この山から谷までの期間を「景気の後退局面(収縮局面)」といいます。一方、景気の谷(下降の下限点)を過ぎると、景気の山(上昇の上限点)まで上昇(拡張)します。この谷から山までの期間を「景気の拡張局面」といいます。
◆最近の動き
2001(平成13)年12月21日、内閣府は景気動向指数研究会を開き、景気の山(景気の拡大局面から後退局面への転換点)を2000年10月と認定しました。また、暫定的に1999年4月としてきた景気の谷を、1999年1月に変更しました。
2003(平成15)年6月6日、内閣府は景気動向指数研究会を開き、景気の谷(景気の後退局面から拡大局面への転換点)を2002年1月と判定しました。前回の景気の谷(1999年1月)からの全循環は36ヶ月、前回の景気の山(2000年10月)からの景気後退期間は15ヶ月となりました。
2004(平成16)年11月12日、内閣府は景気動向指数研究会を開き、景気の谷(景気の後退局面から拡大局面への転換点)を2002年1月と確定しました。また、暫定的に2000年10月としてきた景気の谷を、2000年11月に変更しました。
2015(平成27)年7月24日、内閣府は景気動向指数研究会を開き、第15循環の景気の山を2012年3月、景気の谷を2012年11月に確定しました。
(内閣府HPの景気基準日付より作成)
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