よくわかる!金融用語辞典 【債券(2)債券の特徴】

債券(2)債券の特徴

債券(さいけん)
bond(ボンド)

債券(2)債券の特徴

3つの特徴…流動性がある、運用収益が確定している、安全性

 

債券は、発行者と購入者(投資家)の双方にとって便利な金融手段です。

 

債券には、(1)流動性に優れている (2)運用収益が確定している (3)安全性が保護されている の3つの特徴があります。

 

≪流動性に優れている≫

 

債券は、他人に譲渡することができます。期限前に債券を売却すると、現金化することができます。いつでも現金化できることを、流動性があるといいます。債券には流動性があるため、投資家は短期の運用手段として債券を購入します。

 

一方、発行者は、長期の資金調達手段として債券を利用しています。調達した資金は、長期間返済しなくてもよい資金です。利息としてクーポンの支払いだけ行えばよいのです。したがって、債券は企業の設備投資などの長期資金調達に適しています。

 

≪運用収益が確定している≫

 

債券の償還日には、額面の金額が支払われます。償還日まで債券を保有すると、収益率を確定させることができます。毎年5%のクーポンが受け取れる債券を償還日まで保有すると、年率5%の運用をしたことになります。

 

≪安全性が保護されている≫

 

債券の安全性は、多くの法律(担保付社債信託法、商法、財政法など)で保護されています。また、債券の発行者は国や一流企業なので、比較的安全な投資対象といえます。

 

債券(2)債券の特徴

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