よくわかる!金融用語辞典 【近代派理論(3)為替レートの決定】

近代派理論(3)為替レートの決定

近代派理論(きんだいはりろん)
modern school theory(モダン・スクール・セオリー)

近代派理論(3)為替レートの決定

異なる通貨建ての資産の、期待収益が等しくなるように決定される

 

アセットアプローチ(ポートフォリオアプローチ)は、投資資産のポートフォリオ選択理論を、為替レートの決定に応用したものです。

 

ポートフォリオ選択理論とは、金融資産に投資する際の期待収益率とリスクを勘案して分散投資すると、単独の資産に投資する場合より、リスクを低減させた投資ができるという理論です。

 

為替レートは、投資家による、国際間での資産選択を通して決定される資産価格の一種です。異なる通貨建ての資産の、期待収益が等しくなるように決定されると考えます。

 

期待収益率とは、収益の実現がはっきりしない場合に予想される、平均的な収益率のことをいいます。簡単にいえば、将来の予想平均収益率のことです。

 

投資家は、将来に予想される利回りのほかに、キャピタルゲインやキャピタルロスというリスクを考慮して、国内外の資産にどれだけ投資するかを決めていきます。

 

このポートフォリオに組み込まれる、外貨建て金融資産と邦貨建て金融資産の保有比率によって、為替レートが決定されると考える理論です。

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