近代派理論(きんだいはりろん)
modern school theory(モダン・スクール・セオリー)
近代派理論(2)アセットアプローチ
ある一時点の金融資産の保有高に注目して、為替の需給関係を見ようとする理論
1973年、為替相場制度は、固定相場制から変動相場制へ移行しました。これに呼応して主要諸国は、資本(資金)の国際間の移動を自由化させる措置を取ったため、投機目的でお金が世界を飛び回るようになりました。
近代派理論は、こうした投機目的で動き回るお金が増えたことに着眼して導き出された理論です。ストックアプロ-チを中心に展開されています。
ストックアプローチは、マネタリーアプローチとアセットアプローチに分けられます。理論の中心は、アセットアプローチです。
アセットアプローチは、ある一時点の金融資産(アセット)の保有高に注目して、為替の需給関係を見ようとする理論です。金融資産の組合せのことをポートフォリオと呼ぶところから、ポートフォリオアプローチともいいます。
アセットアプローチ(ポートフォリオアプローチ)は、投資資産のポートフォリオ選択理論を、為替レートの決定に応用したものです。
スポンサーリンク
金融大学TOP > よくわかる!金融用語辞典 > 近代派理論(2)アセットアプローチ