古典派理論(こてんはりろん)
neoclassical theory(ネオクラシカル・セオリー)
古典派理論(1)フローアプローチ
古典派理論…フローアプローチによる理論
フローアプローチ…一定期間の取引高から需給を捉える方法
外国為替相場は、自国通貨と外国通貨の交換比率です。外貨を買う人と外貨を売る人がどれだけいるのか、という為替の需給により、為替レートが決まります。
為替相場決定理論には様々な学説がありますが、為替需給のどこに注目するかにより、フローアプローチとストックアプローチの2つの体系に分けられます。
フローアプローチは、一定期間の取引高から需給を捉える方法です。一定期間に生じた対外取引の受取りと支払いの金額から、為替レートを導き出します。フローとは、「流れ」のことです。ある一定期間に動いたお金のことで、所得や給料を意味します。
1970年代以前の、固定相場制の為替市場を背景に唱えられた理論の多くは、フローアプローチによる理論です。これを、古典派理論と呼んでいます。
固定相場制とは、決済に利用される為替レートが、一定相場に決められている取引制度のことをいいます。
古典派理論を代表する学説として、国際収支説、購買力平価説、為替心理説があります。
スポンサーリンク
金融大学TOP > よくわかる!金融用語辞典 > 古典派理論(1)フローアプローチ