金利裁定取引(きんりさいていとりひき)
interest rate arbitrage transaction(インタレスト・レート・アービトラージ・トランズアクション)
金利裁定取引(1)金利裁定取引とは何か
2国間の金利差と直先スプレッドの乖離を利用した鞘取り取引
2国間の金利差と直先スプレッド(直物と先物の為替レートの差)の乖離(かいり)を利用した鞘取り取引を、金利裁定取引といいます。
直先スプレッドと金利は、直物(スポット)為替相場の変動や貿易収支、経常収支、インフレ率、失業率などのファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)のほか、金融不安、国際政治問題、スペキュレーション(投機)に影響を受けて変化します。
2国間に金利差があっても、金利差分だけの収益が期待できるわけではありません。なぜなら、為替レートが変動するからです。
収益を確定するためには、為替予約をつけておく必要があります。為替予約の価格が、直先スプレッドです。金利差と直先スプレッドは、常に一致しているわけではありません。
直先スプレッドが金利差と一致している均衡状態を、パリティといいます。直先スプレッドが金利差と一致していない不均衡状態を、ディスパリティといいます。
為替スワップ取引が裁定取引に利用される結果、2国間の金利差と直先スプレッドがパリティ状態になり、どちらの通貨で資金を運用しても結果は同じになります。
これは、2国間の市場が為替スワップ取引を通じて繋がっていることを意味します。為替スワップが、国際間の金利市場の橋渡しをしているのです。 国際金融にとって、外国為替は重要な役割を果たしています。
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