先物相場(さきものそうば)
forward rate(フォワード・レート)
先物相場
外国為替の予約レート。フォワード・レートともいう
先物相場は、外国為替の予約レートです。フォワード・レートともいいます。
外国為替レートは、取引されている市場の違いから、インターバンク・レート(銀行間相場)とカスタマーズ・レート(対顧客相場)に分けられます。銀行間相場には、為替の受渡日の違いから、直物相場(スポット・レート)と先物相場(フォワード・レート)があります。
先物レートは、市場でそのままの形で取引されるわけではありません。銀行間市場では、直物レートと先物レートの差額が取引されています。この差のことを直・先スプレッド(直・先の開き)と呼んでいます。先物レートは、直物レートに直・先スプレッドを加減して計算したものです。
先物レート = 直物レート ± 直・先スプレッド
≪先物と先渡の違い≫
先物相場は、先渡取引に適用される為替相場です。外国為替市場では、直物という言葉に対応させて先物という言葉を使っていますが、実際は、先渡のことを示しています。先物と先渡では、意味が違います。
◆先渡取引
先渡取引とは、相対で行われる予約の取引のことです。将来の特定日または一定期間内に、為替の受け渡しとその代り金の支払いを約束するものです。相対のため、取引の条件は自由に決めることができます。
◆先物取引
先物取引とは、取引所で差金決済される予約取引のことです。参加者は不特定多数で、取引の条件は決まっています。差金決済とは、反対売買をして差額を受け渡す方法です。
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