インパクトローン
impact loan(インパクト・ローン)
インパクトローン(2)為替相場の変動
返済時の為替レートが円安なら為替差損が、円高なら為替差益が発生
インパクトローンの返済時の為替レートは、返済日当日にならないとわからないため、円ベースでの実質金利は確定していません。為替相場の変動は、リスクであると同時に魅力であるといえます。
借入円転時の為替レートより、返済時の為替レートの方が円安であれば、為替差損が発生します。逆に、借入円転時の為替レートより、返済時の為替レートの方が円高であれば、為替差益が発生します。
例えば、1ドルを1ドル=110円で借入れたとします。返済時の為替レートが1ドル=100円と円高になっていた場合、元本返済に必要な資金は100円なので、10円が手元に残ります。これが為替差益です。
≪インパクトローンの利用法≫
インパクトローンの利用法として、為替リスクを相殺させる方法があります。
例えば、3ヶ月後に受け取り予定の外貨建債権があるとします。為替レートが円高になれば、手取り円貨が少なくなり為替差損をこうむります。
これに対して、その債権と同額のオープンインパクトローンを導入し円転しておくと、円高による為替差損を、同額の為替差益で穴埋めすることが可能です。
※オープンインパクトローンは、インパクトローンのなかで、為替予約がついていないものをいいます。
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