外国為替(がいこくかわせ)
foreign exchange(フォーリン・エクスチェンジ)
外国為替
海外との間で発生した債権や債務を、現金を輸送せずに決済すること
「立替」「交換」の2つの意味がある
外国為替とは、海外との間で発生した債権や債務を、現金を輸送せずに決済することです。外国為替という用語は、「立替」と「交換」の2つの意味で使われています。
立替の意味で使う場合には、輸出入に関する金融業務や外国送金業務のことを指します。海外との間で、お金を受け取ったり支払ったりするときの決済方法です。一方、交換の意味で使う場合には、「為替レート(外貨との交換レート)」のことを指します。
外国為替の決済には、円と他国通貨の交換が必要です。日本で「円」の受け払いが起こると、外国でそれに対応した「外貨」の受け払いが起きています。
例えば、東京のAさんがニューヨークのBさんにお金を送る場合、Aさんは、「日本円」を銀行に持っていきますが、Bさんは「米ドル」で受取ります。これは、銀行が通貨の交換をしているからです。
外国為替の特徴は、お金の立替に加えて、他国通貨との交換が生じる点にあります。
外国為替が必要な理由は、いろいろあります。
(1)貿易…貿易(輸出、輸入)で商品を売買した場合の代金決済。
(2)送金…企業の本店と海外支店との間で行う送金。家族の生活費を海外へ送金する親族送金。
(3)国際的な資金貸借…外貨預金や外貨借入金の元本と利息の受け払い。海外旅行をする場合の外貨の購入。
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