ローソク足(ろーそくあし)
candlestick chart(キャンドルスティック・チャート)
ローソク足(1)ローソク足とは何か
ローソク足…1日の値動きをローソク型の記号で表示したグラフ
陽線…相場が上昇(白のローソクで表示)
陰線…相場が下落(黒のローソクで表示)
日本では、グラフのことを罫線(ケイ線)と呼んでいます。ローソク足は、日本独自の罫線です。グラフの中にローソク型をした記号を使うところから、ローソク足と呼んでいます。ローソク足は、別名「陰陽線」ともいいます。
ローソク足は、1日の値動きを「四本値(よんほんね)」というローソク型の記号で表示するため、グラフの中にその日の相場の勢いを読みとることができます。四本値とは、「始値」、「終値」、「高値」、「安値」のことです。始値は最初に成立した値段、終値は最後に成立した値段、高値はいちばん高く成立した値段、安値はいちばん安く成立した値段のことです。
相場の上昇と下降は、すぐわかるように、白色と黒色にわけて表示しています。相場が上昇した場合には、白のローソクで表します。これを「陽線」といいます。相場が下落した場合には、黒のローソクで表します。これを「陰線」といいます。
相場の高値は、ローソクの上に突き出す線で表し、安値は、ローソクの下に突き出す線で表します。この線を「ひげ」といいます。上に突き出す線が「上ひげ」、下に突き出す線が「下ひげ」です。値動きが大きい程、ローソクの形は長くなります。
1日の株価が、始値1,000円、安値950円、高値1,100円、終値1,050円で値上がりした場合、ローソク足は、陽線となります。この日は、始値1,000円から終値1,050円まで値上がりしたので、相場の勢いは強いと捉えます。
1日の株価が、始値1,050円、安値950円、高値1,100円、終値1,000円で値下がりした場合、ローソク足は、陰線となります。この日は、始値1,050円から終値1,000円まで値下がりしたので、相場の勢いは弱いと捉えます。
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