信用取引(しんようとりひき)
margin trading(マージン・トレーディング)
信用取引(5)日歩と逆日歩
日歩…信用取引に必要な資金を借りるときの金利
逆日歩…株不足(貸株数>融資)の場合の品貸料
日歩は、お金を借りるときの利息です。逆日歩は、株を借りるときの借り賃(品貸料)です。
≪日歩(ひぶ)≫
買い方は、取引に必要な資金を借りるため、金利を支払います。一方、売り方は、証券会社に預託してある株式の売付代金を、空買い注文の融資に充てることができるので、金利を受取れます。この金利を、「日歩」といいます。
≪逆日歩(ぎゃくひぶ)≫
売りの注文(貸株数)が買いの注文(融資)を上回ると、株が不足します。そのため証券会社は、証券金融会社から株を調達します。さらに証券金融会社内で株が不足した場合、証券金融会社は外部から株を調達します。このときに発生する株の調達費用(品貸料)を、「逆日歩」といいます。
逆日歩は、品貸料が発生した銘柄の売り方全員が負担します。一方、品貸料が発生した銘柄の買い方は、証券会社に預託してある自己保有株式を、空売り注文の貸し株に充てることができるので、売り方から逆日歩を受取れます。
◆補足
これまで、証券金融会社は貸株料を無料としていましたが、空売り規制の導入により、2002年5月7日約定分から貸借取引貸株料を徴収することになりました。しかし、これは逆日歩のように買い手に支払われるお金ではありません。
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参考ファイル
金融大学TOP > よくわかる!金融用語辞典 > 信用取引(5)日歩と逆日歩