よくわかる!金融用語辞典 【株式売買の手順(2)売買注文~清算】

株式売買の手順(2)売買注文~清算

株式売買(かぶしきばいばい)
stock trading(ストック・トレイディング)

株式売買の手順(2)売買注文~清算

銘柄名と銘柄コード、株数、売りと買いの別、値段、注文の有効期限などの指示を行う
売買成立後「取引報告書」を郵送。約定から4営業日目に決済

 

≪注文方法≫

 

株式の売買注文は、従来、電話で行われてきましたが、最近ではオンラインでの注文が増えてきています。

 

注文では、(1)銘柄名と銘柄コード、(2)株数、(3)売り・買いの別、(4)値段(成行注文、指値注文)、(5)注文の有効期限(本日限り、今週限りなど)などの指示を行います。

 

株式売買の手順(2)売買注文~清算

 

◆銘柄名

 

銘柄名や銘柄コードは、会社四季報に掲載されています。また、インターネットでも検索できます。

 

◆株数

 

売買単位は、銘柄ごとに決まっています。銘柄ごとに決められている最低売買単位のことを、単元株といいます。売買注文は、単元株の整数倍で行われます。

 

東京証券取引所の銘柄の多くは、1000株単位か100株単位で取引されています。例えば、ソニーは100株単位で取引されているので、株価が1万円である場合には、取引に最低100万円の資金が必要となります。

 

◆値段

 

注文の出し方には、(1)成行注文、(2)指値注文 の2通りの方法があります。

 

(1)成行注文(なりゆきちゅうもん)

 

成行注文とは、売買の希望値段を指定しない注文方法です。売買の銘柄と株数だけを指定して、相場の成り行きにまかせます。確実に売買できますが、不利(損)な値段で売買してしまうことがあります。店頭(ジャスダック)銘柄の場合は、成行注文はできません。

 

(2)指値注文(さしねちゅうもん)

 

指値注文とは、売買の希望値段を指定する注文方法です。注文時には、期日を指定します。株価が変動している場合には、売買できないことがあります。

 

株式売買の手順(2)売買注文~清算

 

≪取引報告書の内容確認≫

 

売買が成立すると、証券会社から「取引報告書」が郵送されてきます。投資家は、記載内容に誤りがないか、取引報告書をよく確認する必要があります。

 

≪売買代金の清算≫

 

株式の売買が成立することを、約定(やくじょう)といいます。株式の売買が成立した日のことを、約定日(やくじょうび)といいます。

 

取引の決済は、決済日(約定からその日を含めて4営業日目)に、買付代金と株券の交換を行います。これを普通取引と呼んでいます。

 

株式の買付代金は、決済日(4営業日目)までに入金します(新規取引など、事前の入金が必要な場合もあります)。株式の購入者への株券の受渡しは、約1週間かかります。

 

株式売買の手順(2)売買注文~清算

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