よくわかる!金融用語辞典 【優先株(2)優先株の種類】

優先株(2)優先株の種類

優先株(ゆうせんかぶ)
preferred stock(プリファード・ストック)

優先株(2)優先株の種類

累積的優先株式、非累積的優先株式、参加的優先株式など

 

優先株には、配当の優先権の度合いにより、様々な形式の株式があります。

 

今期に配当の支払いがされなかったときに、その未払分を次期以降に繰り越して支払ってくれる株式を、「累積的優先株式」といいます。逆に、翌年以降に繰り越さない株式を、「非累積的優先株式」といいます。

 

優先配当率が満たされ、会社に配当可能利益が残っているとき、残りの利益の分配に参加できる株式を、「参加的優先株式」といいます。ここでいう参加的という言葉は、配当の分配に参加できるかどうかという意味です。経営に参加するかどうかという意味ではありません。

 

優先株には、通常、あらかじめ優先配当率が定められています。優先配当率は、普通株式の配当率より低めに設定してあります。したがって、会社の業績が絶好調であった場合には、「普通株」の方が「非参加的優先株」より配当が多かったということもあります。

 

優先株が普通株より有利かどうかを判断するには、個々の優先権の内容を調べてみる必要があります。

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