金利(きんり)
interest rate(インタレスト・レート)
金融資産(きんゆうしさん)
financial assets(フィナンシャル・アセット(ッ))
金利(4)金融資産と金利
金利が高ければ、お金を金融資産で保有する人が増える
金利が低ければ、お金を現金で保有する人が増える
お金を現金で保有するのか、債券などの金融資産で保有するのかは、金利の水準で決まってきます。金利が高ければ、現金で保有せずに預貯金をしておく人が増えます。逆に、金利が低ければ、現金で保有して物の購入にあてる人が増えます。
給与などの所得を現金で保有するのは、物を購入する予定があるからです。お金をすぐに使う予定がなければ、利子の付く金融資産で運用します。金利が高ければ、預金などの金融資産に回す金額が増えていきます。
お金は、金利の高低により、現金と金融資産の間を行き来しています。
≪債券価格と金利の関係≫
金利が上昇すると債券価格は下がり、金利が下がると債券価格は上がる関係があります。
金利が上昇すると、他の金融商品(預金)で運用した方が有利になります。投資家は債券を売って他の金融資産に投資するため、債券価格は下がります。
逆に、金利が下がると、他の金融商品(預金)より債券で運用した方が有利になります。投資家は他の金融商品を売って債券を買うため、債券価格は上がります。
≪株価と金利の関係≫
金利が上昇すると株価は下がり、金利が下がると株価は上がる関係があります。
債券と同様に、金利が上昇すると、他の金融商品(預金)で運用した方が有利になります。株式市場に流れる資金が減り、株価は下がります。
逆に、金利が下がると、他の金融商品(預金)より株式で運用した方が有利になります。株を買う人が増えるため、株式市場に流れる資金が増え、株価は上がります。
※実際の株価は、複数の要因が影響するため、上記のように動くとは限りません。
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