金利(きんり)
interest rate(インタレスト・レート)
年利(ねんり)
annual percentage yield:APY(アニュアル・パーセンティジ・イールド)
per annum:p.a.(パー・アナム)
金利(1)金利と年利
金利…お金の貸し借りに対する資金の賃借料
年利…金利を1年あたりの割合で示したもの
≪金利とは何か≫
金利とは、お金の貸し借りに対する資金の使用料(賃借料)のことで、賃借料の元本に対する割合で表示したものです。借りたお金には、一定の利子がついています。この利子を元本で割ったものが金利です。
金利は、お金の貸し借りの値段を示す指標です。利子が金額で表示されていると、その利子が安いのか高いのか判断できません。そこで、元本の大きさに関係なく利子の大きさがわかるように、割合で表示したものが金利です。
例えば、銀行に100万円の預金をして、1年後に元利合計が101万円に増えたとします。
この場合、利子は1万円で、金利は1%です。
計算式では、 利子÷元本=金利 なので、1÷100=0.01となります。
≪年利とは何か≫
金利は、通常、1年あたりの割合で示します。これを年利といいます。期間が1年に満たない利子の年利を計算する場合、1年分の利子に引き直して計算します。
例えば、期間が3ヶ月だったら、4倍(12÷3=4)して計算します。
借入期間を90日、1年を360日とする場合は、360÷90=4と計算します。
1年を365日とする場合の計算式では、年利=利子÷元本×365÷借入日数 となります。
上記の金利の計算式も、正式には 1÷100×365÷365=0.01 と計算します。
年利を計算する場合に、1年を360日として計算する国と、365日として計算する国があります。
日本では、1年を365日として計算しています。
金融大学TOP > よくわかる!金融用語辞典 > 金利(1)金利と年利