2020年3月のレポート
主な出来事
- 3/2
日本銀行の黒田総裁が、新型コロナウイルス問題について、「今後の動向を注視しつつ、潤沢な資金供給と金融市場の安定確保に努めていく」との談話を発表
- 3/2
日銀がETF(株価指数連動型上場投資信託)を過去最大の1002億円買い入れ(買い入れは5日連続)
- 3/2
ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値が急上昇、過去最大の値上がり幅(終値は1293.96ドル高の2万6703.32ドル)
- 3/3
FRBが利下げ(FF金利の誘導目標を年1.50~1.75%→年1.00~1.25%に引き下げ)
- 3/3
ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値が大幅下落(終値は785.91ドル安の2万5917.41ドル)
- 3/4
米大統領選の予備選でバイデン前副大統領が勝利したことが好感され、ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)が急上昇(終値は1173.45ドル高の2万7090.86ドル)
- 3/5
米大統領選の予備選でバイデン前副大統領が勝利したことが好感され、日経平均株価(225種)が上昇(終値は229円06銭高の2万1329円12銭)
- 3/6
日経平均株価(225種)が大幅反落、約6か月ぶりの安値(終値は579円37銭安の2万0749円75銭)
- 3/6
アジア開発銀行(ADB)が、2020年のアジア新興国のGDP成長率は最大0.5%下落し、損失額は約4兆4000億円と試算
- 3/7
レバノンがデフォルト(債務不履行)を表明、外貨建て国債(12億ドル、償還期限3/9)の支払いを延期
- 3/7
ニューヨーク州が非常事態宣言
- 3/8
ニューヨーク原油先物市場で、指標となるテキサス産軽質油(WTI)の価格が約4年ぶりに一時、1バレル=30ドルを割り込む(前週末終値より約30%下落)
- 3/9
日経平均株価(225種)が約1年2か月ぶりに2万円を割り込む(終値は1050円99銭安の1万9698円76銭)
- 3/9
東証株価指数(TOPIX)が3年4か月ぶりの安値(終値は82.49ポイント安の1388.97)
- 3/9
ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)が一時、2000ドル超急落(過去最大の下げ幅)し、サーキットブレーカーを発動(終値は2013.76ドル安の2万3851.02ドル)
- 3/9
欧州市場がほぼ全面安(ロンドン株価終値は前週末比7.7%下落、ドイツ株価終値は前週末比7.9%下落)
- 3/10
日銀がETF(上場投資信託)の買い入れ(1002億円)を発表、2日連続の買い入れは初
- 3/11
レギュラーガソリンの全国平均価格が7週連続で値下がり(9日時点で、前週比1.2円安い1リットル当たり146.4円)
- 3/11
日経平均株価(225種)が約1年3か月ぶりの安値(終値は451円06銭安の1万9416円06銭)
- 3/11
東証株価指数(TOPIX)が3年4か月ぶりの安値(終値は21.56ポイント安の1385.12)
- 3/11
農林水産省が、4月から輸入小麦を平均3.1%値上げすると発表(主産地で水分不足や天候不順)
- 3/11
世界保健機関(WHO)が、「新型コロナウイルスはパンデミックと言える」と表明
- 3/11
アメリカの首都ワシントンが非常事態を宣言
- 3/11
ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)が大幅下落(終値は1464.94ドル安の2万3553.22ドル)
- 3/12
日経平均株価(225種)が約2年11か月ぶりの安値(終値は856円43銭安の1万8559円63銭)
- 3/12
東証株価指数(TOPIX)が3年4か月ぶりの安値(終値は57.24ポイント安の1327.88)
- 3/12
日銀がETF(上場投資信託)の買い入れ(1002億円)を発表、前回10日と同額
- 3/12
ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)が過去最大の下げ幅、下落率はブラックマンデー(1987年10月)以降で最大の約10%大幅下落(終値は2352.60ドル安の2万1200.62ドル)
- 3/12
FRB(米連邦準備制度理事会)が、短期金融市場に資金供給すると発表(12日に5000億ドル、13日に1兆ドル)
- 3/13
日経平均株価(225種)が約3年4か月ぶりの安値(終値は1128円58銭安の1万7431円05銭)
- 3/13
トランプ米大統領が国家非常事態を宣言(連邦予算500億ドル(約5兆4千億円)の支援可能)
- 3/13
ビットコイン(仮想通貨)の取引価格が、1日で47%急落
- 3/15
FRB(連邦準備制度理事会)が緊急利下げ、ゼロ金利復活(FF金利の誘導目標を年0.00~0.25%に引き下げ)
- 3/16
日銀が追加の金融緩和を決定(上場投資信託(ETF)は年6兆円から12兆円に、不動産投資信託(REIT)は年900億円から1800億円に、コマーシャルペーパー(CP)と社債の買い入れは9月末までに2兆円増)、政策金利の引き下げは見送り
- 3/16
日銀が景気の現状判断を引き下げ(「わが国の景気は、新型コロナウイルス感染症の拡大などの影響により、このところ弱い動きとなっている。」)
- 3/16
日銀が世界の主な中央銀行(FRB、ヨーロッパ中央銀行、イングランド銀行、カナダ銀行、スイス銀行)と協調して、スワップ協定の枠組みを活用し、市場へのドル資金の供給を拡充すると発表
- 3/16
日経平均株価(225種)が約3年4か月ぶりの安値(終値は429円01銭安の1万7002円04銭)
- 3/16
ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)が過去最大の下げ幅(終値は2997.10ドル安の2万0188.52ドル)
- 3/16
ニューヨーク原油先物市場で、指標となるテキサス産軽質油(WTI)の4月渡し価格の終値が約4年1か月ぶりの安値(前週末比9.6%安の1バレル=28.70ドル)
- 3/17
日銀がETF(上場投資信託)の買い入れ(1204億円)を発表
- 3/18
日経平均株価(225種)が約3年4か月ぶりの安値(終値は284円98銭安の1万6726円55銭)
- 3/18
ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)が約3年1か月ぶりに2万ドルを割り込む(終値は1338.46ドル安の1万9898.92ドル)
- 3/18
ニューヨーク原油先物市場で、指標となるテキサス産軽質油(WTI)の4月渡し価格の終値が約18年ぶりの安値(前週末比24.4%安の1バレル=20.37ドル)
- 3/19
日経平均株価(225種)が今年の最安値を更新(終値は173円72銭安の1万6552円83銭)
- 3/19
国際労働機関(ILO)が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、最大2470万人が失業のおそれがあると発表(リーマンショック時は2200万人)
- 3/19
2月の訪日外国人旅行者数は前年比58.3%減の108万5100人(中国が87.9%減の8万7200人、韓国が79.9%減の14万3900人、台湾は44.9%減の22万0400人)
- 3/20
ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)がトランプ米大統領就任時の終値を下回る(「トランプ相場」の終焉、終値は913.21ドル安の1万9173.98ドル)
- 3/23
米連邦準備理事会(FRB)が緊急の連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、無制限の量的緩和(QE)を行う方針を決定
- 3/24
安倍首相とIOCのバッハ会長が、東京オリンピックの開催時期を1年程度延期することで合意
- 3/25
日経平均株価(225種)が過去5番目の上げ幅(終値は1454円28銭高の1万9546円63銭)
- 3/25
東京都で感染者が急増、小池都知事が会見で「感染爆発の重大局面」として警戒を呼び掛け
- 3/25
レギュラーガソリンの全国平均価格が9週連続で値下がり(23日時点で、前週比3.9円安い1リットル当たり139.6円)
- 3/26
政府3月の月例経済報告で、政府の景気判断の文言から、6年9か月ぶりに「回復」を削除
- 3/27
格付け会社フィッチが、英国の長期格付けを「AA」から「AA-」に引き下げ(見通しは「ネガティブ」)
- 3/30
ニューヨーク原油先物市場で、指標となるテキサス産軽質油(WTI)の5月渡し価格の終値が約18年ぶりの安値(前週末比6.6%安の1バレル=20.09ドル)
- 3/31
日本銀行とタイ中央銀行が為替スワップ協定を締結
景気判断
政府の景気判断(月例経済報告)
3/26
景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、足下で大幅に下押しされており、厳しい状況にある。(下方修正)
日銀の景気判断(経済・物価情勢の展望)
3/16
わが国の景気は、新型コロナウイルス感染症の拡大などの影響により、このところ弱い動きとなっている。
金融市場調節方針
3/16
短期金利:政策金利残高にマイナス金利(-0.1%)を適用
長期金利:長期国債を買い入れ、10年物国債の金利をゼロ%程度に操作(年間増加額約80兆円を目途に買い入れ、「弾力的な買入れを実施する」と明記)
日経平均株価(225種)
東証株価指数(TOPIX)
NYダウ
円相場(1ドル=円) 東京市場
円相場(1ドル=円) NY市場
円相場(1ユーロ=円) 東京市場