一般教養雑学集 国語講座 第8回 明治・大正時代の文学
明治・大正時代の文学(作者や特徴など)をまとめて掲載しています。参考にしてください。
明治・大正時代の文学
芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)
新現実主義の作家。1915年「羅生門(らしょうもん)」、「鼻」、「芋粥(いもがゆ)」、「蜘蛛の糸」、「戯作三昧(げさくざんまい)」、「河童(かっぱ)」、「歯車」、「トロッコ」、「杜子春(とししゅん)」、「地獄変(じごくへん)」。
有島武郎(ありしまたけお)
1918年「生まれ出づる悩み」、「或る女」、「惜しみなく愛は奪う」。
石川啄木(いしかわたくぼく)
1910年「一握(いちあく)の砂」、「悲しき玩具」。
泉鏡花(いずみきょうか)
「高野聖(こうやひじり)」、「歌行燈(うたあんどん)」、「婦系図(おんなけいず)」。
伊藤左千夫(いとうさちお)
「野菊の墓」。
岩野泡鳴(いわのほうめい)
「耽溺(たんでき)」。
上田敏(うえだびん)
1905年「海潮音(かいちょうおん)」(訳詩集)。
尾崎紅葉(おざきこうよう)
「金色夜叉(こんじきやしゃ)」、「多情多恨(たじょうたこん)」。
梶井基次郎(かじいもとじろう)
1925年「檸檬(れもん)」。
仮名垣魯文(かながきろぶん)
「安愚楽鍋(あぐらなべ)」(戯作文学)。
蒲原有明(かんばらありあけ)
「春鳥集(しゅんちょうしゅう)」。
菊池寛(きくちかん)
「忠直卿行状記(ただなおきょうぎょうじょうき)」、「父帰る」。
北原白秋(きたはらはくしゅう)
1909年「邪宗門(じゃしゅうもん)」、「思ひ出」。
北村透谷(きたむらとうこく)
「内部生命論」(評論)、「厭世詩家(えんせいしか)と女性」(評論)、「人生に相渉るとは何の謂ぞ(あいわたるとはなんのいいぞ)」(評論)、「楚囚之詩(そしゅうのし)」(詩)、「蓬莱曲(ほうらいきょく)」(詩)。
国木田独歩(くにきだどっぽ)
「武蔵野」。
幸田露伴(こうだろはん)
「五重塔」。
斉藤茂吉(さいとうもきち)
1913年「赤光(しゃっこう)」、「あらたま」。
佐藤春夫(さとうはるお)
「田園の憂鬱(ゆううつ)」。
志賀直哉(しがなおや)
1917年「城(き)の崎にて」、1921~1937年「暗夜行路(あんやこうろ)」、「和解」、「大津順吉(おおつじゅんきち)」。
島崎藤村(しまざきとうそん)
自然主義文学の代表的作家。1897年「若菜集(まだあげそめし前髪の 林檎のもとに見えしとき…)」、1906年「破壊」、「家」、「夜明け前」、「春」、「新生」。
薄田泣菫(すすきだきゅうきん)
「白羊宮(はくようきゅう)」。
高村光太郎(たかむらこうたろう)
1914年「道程(どうてい)」、「智恵子抄」。
谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)
反自然主義作家。「細雪(ささめゆき)」「刺青(しせい)」、「鍵」、「痴人(ちじん)の愛」、「春琴抄(しゅんきんしょう)」。
田山花袋(たやまかたい)
自然主義作家。1907年「蒲団(ふとん)」、「田舎教師」。
坪内逍遥(つぼうちしょうよう)
1885年「小説神髄(しんずい)」(評論)。
徳田秋声(とくだしゅうせい)
「新所帯(あらじょたい)」、「黴(かび)」。
徳富蘆花(とくとみろか)
「不如帰(ほととぎす)」。
戸山正一(とやままさかず)
1882年「新体詩抄」。
永井荷風(ながいかふう)
「あめりか物語」、「ふらんす物語」、「東綺譚(ぼくとうきたん)」、「冷笑」、「腕くらべ」、「すみだ川」。
長塚節(ながつかたかし)
「土」。
夏目漱石(なつめそうせき)
1905年「我輩は猫である」、「坊ちゃん」、「草枕」、「三四郎」、「それから」、「こころ」、「明暗」、「道草」、「門」、「彼岸過迄(ひがんすぎまで)」、「行人(こうじん)」。
萩原朔太郎(はぎわらさくたろう)
1917年「月に吠える」、「青猫」。
樋口一葉(ひぐちいちよう)
1895年「たけくらべ」、「にごりえ」。
福沢諭吉(ふくざわゆきち)
1872年「学問ノスゝメ」。
二葉亭四迷(ふたばていしめい)
1887年「浮雲(うきぐも)」。
堀口大学(ほりぐちだいがく)
1925年「月下(げっか)の一群」。
正岡子規(まさおかしき)
「歌よみに与ふる書」(評論)、「病牀六尺(びょうしょうろくしゃく)」(随筆)、「ホトトギス」(俳句雑誌)。
正宗白鳥(まさむねはくちょう)
「何処へ(いづこへ)」。
宮沢賢治(みやざわけんじ)
「春と修羅(しゅら)」、「銀河鉄道の夜」、「セロ弾きのゴーシュ」。
武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)
「友情」、「お目出たき人」、「その妹」(戯曲)。
室生犀星(むろうさいせい)
1918年「抒情(じょじょう)小曲集」、「性に目覚める頃」、「幼年時代」、「愛の詩集」。
森鴎外(もりおうがい)
1889年「於母影(おもかげ)」(訳詩集)、1890年「舞姫」、「即興(そっきょう)詩人」(訳)、「青年」、「雁(がん)」、「山椒太夫」、「高瀬舟」、「舞姫」、「阿部一族」、「妄想」、「しがらみ草紙」(文芸雑誌)。
与謝野晶子(よさのあきこ)
1901年「みだれ髪」。
練習問題と解答(1)
- 「舞姫」、「山椒太夫」の作者は誰か。
(1)森鴎外 (2)尾崎紅葉
- 「浮雲」の作者は誰か。
(1)島崎藤村 (2)二葉亭四迷
- 「羅生門」、「鼻」の作者は誰か。
(1)芥川龍之介 (2)夏目漱石
- 「金色夜叉」の作者は誰か。
(1)森鴎外 (2)尾崎紅葉
- “まだあげそめし前髪の…”とある若菜集の作者は誰か。
(1)島崎藤村 (2)北原白秋
- 「我輩は猫である」、「坊ちゃん」の作者は誰か。
(1)夏目漱石 (2)福沢諭吉
- 「たけくらべ」の作者は誰か。
(1)樋口一葉 (2)与謝野晶子
- 「みだれ髪」の作者は誰か。
(1)樋口一葉 (2)与謝野晶子
- 「学問ノスゝメ」の作者は誰か。
(1)福沢諭吉 (2)夏目漱石
- 「銀河鉄道の夜」、「セロ弾きのゴーシュ」の作者は誰か。
(1)宮沢賢治 (2)石川啄木
(答え)(1)森鴎外
(答え)(2)二葉亭四迷
(答え)(1)芥川龍之介
(答え)(2)尾崎紅葉
(答え)(1)島崎藤村
(答え)(1)夏目漱石
(答え)(1)樋口一葉
(答え)(2)与謝野晶子
(答え(1)福沢諭吉)
(答え)(1)宮沢賢治
練習問題と解答(2)
- 「一握の砂」の作者は誰か。
(1)石川啄木 (2)室生犀星
- 「五重塔」の作者は誰か。
(1)坪内逍遥 (2)幸田露伴
- 「城の崎にて」、「暗夜行路」の作者は誰か。
(1)尾崎紅葉 (2)志賀直哉
- 「破壊」、「夜明け前」の作者は誰か。
(1)島崎藤 (2)宮沢賢治
- 「野菊の墓」の作者は誰か。
(1)武者小路実篤 (2)伊藤左千夫
- 「道程」、「智恵子抄」の作者は誰か。
(1)谷崎潤一郎 (2)高村光太郎
- 「武蔵野」の作者は誰か。
(1)国木田独歩 (2)正岡子規
- 「細雪」の作者は誰か。
(1)佐藤春夫 (2)谷崎潤一郎
- 「草枕」、「三四郎」の作者は誰か。
(1)夏目漱石 (2)森鴎外
- 「月に吠える」、「青猫」の作者は誰か。
(1)田山花袋 (2)萩原朔太郎
(答え)(1)石川啄木
(答え)(2)幸田露伴
(答え)(2)志賀直哉
(答え)(1)島崎藤村
(答え)(2)伊藤左千夫
(答え)(2)高村光太郎
(答え)(1)国木田独歩
(答え)(2)谷崎潤一郎
(答え)(1)夏目漱石
(答え)(2)萩原朔太郎
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